5/1、5/2 演出家 松本重孝氏 プレセミナー

先日、今年の夏に行われます、COPAエンタープライズ主催、ソリストの為のオペラセミナー モーツァルト作曲「フィガロの結婚」~松本重孝、フィガロを斬る!~』”の開催に先駆けて、今回のオペラミーチ公演「フィガロの結婚」に出演するキャストを受講者に、プレセミナーを開催致しました!

 

今回のプレセミナーは聴講に限り、募集をかけたのですが、なんと会場がほぼいっぱいになるほどの人達が、聴講に来られました。これには本当に驚きました。。。


 

講習会が始まると、会場は一気に緊張感に包まれた...かに見えましたが、松本重孝さんの、台本(楽譜)に書かれたたくさんの言葉の中から、その言葉の端々から得られるその役柄の特徴や性格、言葉の裏に隠されたその役の本音や感情、人間関係等、楽譜の中からこれだけの事が読み取れるのかと、ただただ会場は尊敬のため息と、松本さんによって引き出される「フィガロの結婚」というドラマの中に引き込まれました。


そして、松本重孝さんの「もしもし?ここは何て言ってるの?」等、突如、受講者にふりかかる、独特の話し方と間の取り方に、受講者はたじたじになりながらも、笑いと笑顔に溢れており、受講者も本当に楽しそうに歌っていました。松本重孝さんが「この言葉からはこういうことが読み取れるんじゃないの?」と語りかけ、そのことに対して心から納得できた受講者が、次に歌う時には魔法のように歌と表情が変わっていく様子には本当に驚きました。



とても難しく考えていた所が、実はとても単純だったり、自分の中でわかっていると思っていた部分が実はとても奥が深かったり、受講者に考えさせながらも、ただ考えさせるだけに終わらせない、最後にはストンと腑に落ちる納得のできる方向に導いてくれる伝え方は、いい意味で、気がつけば実は手のひらで転がされていたような、そんな感覚に陥ると受講者は話していました。

初日のセミナーが終わってから、「自分の中で、どうしてもわからなかった部分がきれいに納得できたところがたくさんある」と、受講者は本当に嬉しそうに話してくれました。


今回のこのプレセミナーを、5月27日(土)と、5月28(日)に神戸市立灘区民ホールで行います、オペラミーチ公演「フィガロの結婚」の前に、それに出演するキャストが受講できたことは、本当に幸せなことでした。この経験を経たことは間違いなく、オペラミーチの公演の出来を大きく左右する機会になったことと思います。

 

お忙しいところを東京からお越しくださった松本重孝氏を始めとし、このプレセミナー開催のきっかけを作ってくださったCOPAエンタープライズの牧村邦彦氏、今度のオペラミーチの「フィガロの結婚」の公演では、指揮をしてくださる奥村哲也氏には心から感謝を致します。日本全国に限らず、世界でも活躍されている方々がここまでお力を貸してくれる幸せな団体は他にはないと思います。ここ友おぺブログでも、改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 

最後は休憩中の写真、そして最後に撮った今回のオペラミーチ「フィガロの結婚」の出演者達と松本重孝さんとの集合写真を載せておきます!

 

尚、今度の5月27日(土)と、28日(日)に神戸市立灘区民ホールにて開催されます「第三回 OperAmici オペラ公演”フィガロの結婚”」の公演チケットは、両日ともにまだ少し余りがございます!チケットは”こちら”からご購入できますので、どうぞお早めにご注文くださいませ!

まだまだほんの一握りだとは思いますが、松本重孝氏から伝わった”フィガロの結婚”を、オペラミーチメンバーが誠実さと情熱を持って、歌い演じます。どうか、たくさんの方に見ていただければ幸いです。